リーダーシップのスタイル

EQ理論を世間に広めた心理学者のダニエル・ゴールドマンは、「ビジョン型リーダーシップ」、「コーチ型リーダーシップ」、「関係重視型リーダーシップ」、「民主型リーダーシップ」の4つのリーダーシップスタイルを操り、必要に応じて「模範型リーダーシップ」や「強制型リーダーシップ」の良い面を利用することが大事だと説きました。

(1.)ビジョン型リーダーシップ
メンバーに信頼されているリーダーが、ビジョンを示し、メンバーを鼓舞する。
→変革のための新たなビジョンが必要な時、明確な方向性が必要な時

(2.)コーチ型リーダーシップ
リーダーは育成を優先し、メンバーの自覚にもとづいて目標を達成する。
→メンバーの長期的才能を伸ばし、パフォーマンス向上を支援する時

(3.)関係重視型リーダーシップ
リーダーは、メンバーの感情やニーズを優先する。
→亀裂を修復する時、ストレスのかかる状況でモチベーションを高める時、結束を強める時

(4.)民主型リーダーシップ
リーダーはメンバーの考えを聞き、チームワークで目標を達成する。
→賛同やコンセンサスを得たい時、メンバーから貴重な提案を得たい時

(5.)模範型リーダーシップ
リーダーは、高いレベルのパフォーマンスを目指して手本を示し、部下にも同じ事を求める。
→モチベーションも能力も高いチームから、高いレベルの結果を引き出したい時

(6.)強制型リーダーシップ
リーダーは、命令に即座に従うことを要求する。部下に裁量権を与えず、あらゆる状況を厳格に支配する。
→危機的状況が発生した時、問題のあるメンバーに指示する時

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